うどんこ病の被害と対策

2022年6月24日

おはようございます(*^▽^*)
2022年6月23日(木)
予想最高気温25℃、予想最低気温20℃(Yahoo!天気より)

2022年の交配作業もほぼ一段落して、種子の収穫と種蒔きに追われています。
加えて成長の悪い子や成長の早い葉挿しっ子などを集めてきて植え替え作業を進めています。
植え替え作業はいつもの年であればこの時期までには大体終わらせて、何か問題があったものに手を加えていることが多かったりするのですが、
(多肉初心者さんには今の時期の植え替えはお勧めしません)
今年は真夏の間もとにかく植え替えをすることになりそうです。

さて、今日はここ数ヶ月しつこいうどんこ病と戦っていて、自分の中で勝利を収められそうな状態になったので記事にしていきたいと思います。

一昨年、うどんこ病を見付けてから、たびたびうどん粉病にかかっています。
このブログで紹介したサンヨールを使って治療していました。
今ぐらいの時期からうどんこ病によくかかるので、毎年この時期になるとうどんこ病に効く殺菌剤を予防的に散布して様子をみていました。
しかしこのうどんこ病、私が住んでいる地域では今の時期になると道端の植物にもよく繁殖していて、近所からも菌糸がついている葉が多く飛んでくるので、殺菌剤を撒いてもたびたび感染しているようです。

昨年は冬になってもうどんこ病が発生していたため、サンヨールとベンレートを散布しても効かなくなり、最終的にはトップジンMを散布して被害が終息しました。
昨年の夏まではよく効いたのに、効かない薬剤も出てきたため、今回は他に新しい薬剤を導入するべく、いつも植物の病気や農薬の話をしているseeaさん(@Seea_funnugreen)に相談してみました。

seeaさんは自宅で農業を営んでいて、沢山の種類の農薬とその知識を持ち、植物の病気に合わせて使い分けています。
先日もアクタラとアルバリンとオルトラン、どれが臭いが1番強いかな?と聞いてみたところ、すぐに3種類の香りを確認してくれて、オルトランが1番臭う!なんていう話をしたんですけど、本当に沢山の数の農薬を用途によって使い分けています。
多肉植物に関しては農薬の適用作物のガイドラインがないため、薬害などの試験が行われていません。(一部、観葉植物のガイドラインに沿って行われているようです)
有名な農薬を使用したら大事な多肉ちゃんに薬害が出たという話や、殺菌剤を散布したら多肉植物が枯れてしまったなどという話も何年も前から聞いていたため、私自身も新しい農薬を使用する際には色々と気を遣いながらだったのですが、今年に入ってからseeaさんと多肉植物に薬害が出なかった農薬の情報共有をしています。
本当に色々な種類の農薬を知っていて、聞いたことがないものや、ホームセンターなどであまり取り扱いがないけど、ネットでも購入しやすいものを教えてもらっています。
私が持っているもの、使ったことがある薬剤よりも沢山のものを知っているので、情報共有というよりは、seeaさんが使ってみて薬害がでなかったものを教えてもらって使ったり、相談に乗っていただいているような感じです。

今回はうどんこ病をなんとかしたい!ということで、パンチョTFという薬剤を教えてもらい、散布してみることにしました。
うどんこ病と灰星病に特化した薬剤のようです。
住友化学から個包装になっているものが販売されていて、簡単に1リットルのペットボトルで希釈することができます。
顆粒状なので風などで飛散する心配がなく、簡単に薄めることが出来ました。

薬を散布してから病変がどのように変わっていくかを時系列で見るとこのように変化していきます。

6月10日は散布前の写真です。11日に薬を散布し、2日後の13日、15日、23日に経過を写真撮影しました。

薬剤が効いている部分は時間の経過とともに特に感染が目立っている場所の色が薄くなったり、黄色い色に変化してかさぶたのようになっていきます。
散布前には症状を見ることが出来ない場所にも、薬の散布によって感染が明るみになっている(可視化出来ている)ところもいくつか見受けられました。

先ほどの写真のような、明らかにうどんこ病と分かるような苗の周辺の苗にも今回一緒に薬剤を散布しました。すると、翌日には上の写真の右側のようなポツポツが現れました。写真左側は感染した植物に薬剤を散布後、およそ半年が経過したものです。このようなかさぶたになって残ります。

うどんこ病は薬剤耐性が出来やすい糸状菌で、土壌にも住み着いて繁殖するそうです。今回写真で撮影した株の下葉もうどんこ病に感染して一気に枯葉になっていたようだったので、土壌汚染も疑い、この苗は灌注を施しました。
一緒に同じトレーで育てているものにも薬剤を散布しました。
実は1週間ほど前にも殺菌剤(オーソサイド)を散布しているのですが全然症状が改善せずに、白い薬液の跡が残っただけでした。
薬剤自体に効き目がないというよりも、今回たまたま薬剤抵抗性のある菌だったのではないかと思っています。
今回、パンチョTFを購入する際に、他にも新しくダコニールとカリグリーンを購入しました。
今まで購入してきたものと併せて輪番で使っていくようにしたいと思います。