続・実生苗を食べるニョロニョロ(完結編)

続・実生苗を食べるニョロニョロ(完結編)

おはようございます(*^▽^*)
2021年6月29日(火)
予想最高気温25℃、予想最低気温18℃(Yahoo!天気より)

今朝は雨が降って肌寒いこゆきさんちです。
薄手の長袖を羽織って、暖かいコーヒーを飲みながらブログを書いています。
今日のお話は、先日発見して戦っていた「実生苗を食べるニョロニョロ」の続きになります。
今回も虫の写真はないんですけど、ちょっと不快な表現があるかも知れないです。
夏顔になってしまった多肉の写真を挟みつつ、ニョロニョロ対策の話をしていきたいと思います(*^▽^*)
(おそらくキノコバエという名前の虫だと思っていますが、専門家に見てもらうなど、虫の種類は特定していないので、虫のことを語るときはニョロニョロという表現を使わせてもらいます)

ピンクエッジ

○ニョロニョロの見た目など

<幼生>
大きさは長さ3mm〜1cmくらいで伸縮性があり、太さは1mm以下。
頭の先だけ黒くて、透明〜半透明で体の中に腸管らしきものがあり、食べたものが見えます。
実生苗も食べるけれど、ない場合は苔や土を食べているみたい。
食べられた多肉の葉は、しわしわになって変色します。
傷付いて変色した葉は育たないで枯れてしまうことが多いです。
実生苗の小さい苗だけを食い散らかすようで、葉が5枚くらい生えてきた大きめの多肉ちゃんも一晩で食べてしまうこともありました(実生版の夜盗虫みたいだね)
実生苗ばかりを食べていて、1回目の植え替えを終えて腰水を辞めた多肉には発生しないようです(乾燥に弱い?)

<成虫>
大きさは1cmに満たないサイズで黒〜灰色の虫です。
黒いすじがいくつも入っていて、透明の羽があって飛べます。
よく水溜りで死んでいる弱そうな虫です。
集団で飛んでいる所は見かけないけれど、公園とか道路でこの時期〜秋にかけて集団で飛んでいる虫にも似ています。(自転車で気付かずにその集団に突っ込んで、目や鼻に入り込み、うぇぇぇってなってる小さい虫です)
成虫は大きな多肉には特に影響はないようです(ハモグリバエのように、葉の中に虫を植えつけたりはしていないみたい)

○対策

とりあえずの対策として、ピンセットで虫を取り除きました。
しかし、新しく出てきたばかりの芽までつまんでしまったり( ;∀;)
(形状が似ているんです…これには泣きました)
土の中に隠れているものは取れないし(時間差で出てくるものがとにかく多くて厄介)、中々見つけることが出来ないので、新たに農薬を頼ることにしました。

キノコバエ 農薬
で検索したところ、「アルバリン」という農薬を発見しました。
このアルバリンという薬剤には見覚えがあって、何年か前に実生家さんが紹介していたものでした。
その方はアザミウマという種類の虫の対策でこの商品を紹介していたんですけど、薬剤を使用した後に多肉への薬害があったことについては紹介していなかったので、実生苗にも使えたらいいなという期待を込めて購入しました。

たぬきの絵柄のパッケージのものもあるけど、どう違うんだろうね?

アルバリンに使用されている、ジノテフランという成分は毒性も低く、安全性が高い種類なのだとか。
自宅で育てている実生苗は既に腰水でオルトランを入れて育てているので、どこまで薄めたものを入れたらいいものか悩みました。
(セリアの洗い物を水切りする、A4サイズ程度のトレーを使用しています)
大さじ1程度を入れて溶かして使ったところ、1晩置いてもまだニョロニョロが生きていたので、もう大さじ1を追加して経過観察しました。
すると、更に翌日には土の上で亡くなっているニョロニョロを発見し、実生苗への被害もなくなりました。
実生苗の芽の中で亡くなっているものもいました。
(浸透移行性なので、植物を食べることでなくなることもあるようです)

殺虫成分が有効な虫の種類を見てみると、オルトランDXが効くと謳っている虫の種類と被るので、これからは実生苗はオルトランDXを辞めてアルバリンを使っていこうかなと思います。
家庭園芸者向きではなくて農業従事者向きの商品なのか、ジップロックがついていないのがちょっと不満なんですけど、薬剤自体は水に溶けやすいので、スプレーボトルに入れて使用しても詰まったりしなさそうです。
価格帯や手に入りやすさなどを比べると、オルトランDXの方が家庭園芸向きかなと思います。
(ホームセンターでも手に入るので、オルトランの購入を考えているけど、実生もやっていたり、小さな虫が植木の周りを飛んでいて困っている方はアルバリンの購入をお勧めします。使えない植物もあるようなので、調べてから使ってください。)

今まで「苔が原因で実生苗がいなくなってしまった」と思っていたのも、もしかしたらこのニョロニョロが発生していたのかも…
その線も視野に入れつつ、今後も見守っていきたいと思います(*^▽^*)