こんばんは(*^▽^*)
Twitterで仲良くしてくださっている方から、粉なしのcuspidata San Robertoがあるらしいと聞き、自分で播種した苗にもそういったものがあるのかと探してみたところ、粉なしの苗を発見。
粉なしのcuspidata San Robertoがあると紹介している人がいると、インスタグラムの投稿なども見せてもらいました。
まずは今回紹介したい、粉がないcuspidata San Robertoです。
この写真は2022年にKoehresから購入した種子から誕生した苗になります。
撮影時期にちょうどうどんこ病が流行していたので、白い汚れのある部分もあるんですけど、これまでブログで紹介していたようなものと、アガボイデスっぽい艶々した見た目の苗が混在しています。
特に上側の写真の上3つはアガボイデスっぽいタイプになります。
下の写真中央付近には明らかな混入子もいますね。
2022年はKoehresからcuspidata San Robertoの種子を3袋購入し、おおよそ50粒づつに分けて6ポットに播種しました。
どの袋にもこのような粉なしタイプが存在しています。
次に、2021年に播種したcuspidata San Robertoです。
この年に種子を蒔いたものは既に複数販売に出してしまっていて、正確な数は覚えていませんが、粉がないタイプのものも2〜3つほど出てきたと思います。
この時は混入子と判断して、名無しで安く販売しました。
写真にも残っていないのが残念です。
2021年に播種した種子からは、肌が青白い粉ありタイプのものがほとんどでした。
種小名が同じcuspidata zaragozaにあるような、立派な黒い爪があるものも割合的に多いです。
最後はブログでもよく紹介してきた苗です。
当時は原種を種子からではなく育ったものを購入していて、次の写真のような粉がある赤いタイプのものを2017年〜2019年に3つほど購入しています。
2つは優木園さんから、1つはメルカリで購入しました。
購入時期は2017年以降なので、種子は2015年〜2016年頃にKoehresから購入したものだと思います。
私が購入していた当時は2021年、2022年に播種したタイプよりも赤っぽい苗が多かったと記憶しています。
この3つにABCと番号を振り、同士交配をして増やしたものが写真上の赤っぽさが強い種類になります。
種子がどこから出てきたものかを区別して、札には同士交配と記録して販売しています(*^▽^*)
写真からも分かるように、Koehresから購入した同じ種子でも、購入年によって出てくる苗の傾向に違いがあるようです。
2022年の種子についてはまだこれから個性が出てくると思うので、大きくなり次第紹介していこうと思っています。
こうして種子からの苗を扱っていると、混入子なのか、混入子ではないのか、はたまた、虫によって作られた苗なのか、実は原種であるこの苗の親株が実際現地ではこんな姿をしていたのかという疑問にぶつかります。
特にcolorata Atemajacなどは現地にもアガボイデスのような見た目の苗もあり、また、現地では虫によって交配が自然に行われているため、絶対に出てこないとは言い切れないだろうと思っています。
cuspidata San Robertoは原種としてKoehresから種子を購入して育てているわけですが、その中から選抜し、交配を繰り返していくことで、実際に現地のものとはかけ離れた苗になっていくのではないかとも考えています。
交配を繰り返し選抜していくことで、どこまで原種として考えていいのか、cuspidata San Robertoとして考えるのか…なかなか難しい問題ですよね(><;)