その花芽、捨てないで

その花芽、捨てないで

おはようございます(*^▽^*)
今朝のベランダの最低気温は7.6℃。
予想最高気温17℃、予想最低気温3℃(Yahoo!天気より)

そろそろスギ花粉も飛び始めそうですね(><;)
私は花粉症は現在のところなく、春も快適に過ごさせてもらってます。
植え替えや交配で忙しい季節です。

最近、多肉からお花が出てきたけど、どうしたらいいの?という話もちらほら聞くようになってきたので、今日は多肉のお花のお手入れについてお話ししていきます。

上は花月夜、下はこころです。
私はこの株の花を交配に使用する予定です。
花を咲かせ、交配に使うと株が消耗してしまい、夏の暑さに耐えられなくて死んでしまったりするので、なるべく大きく育ったもの、株が充実しているものを交配に使うようにします。
多肉植物は一期一会で、とても大事にしていたのに気がついたら販売されていなくて、もう手に入れられなくなってしまっていたという話もよくあります。
大事な株を使う場合には、なるべく大きくて元気でエネルギーが沢山ありそうなものを使うようにしたいです。

花芽が出てくる多肉は2パターンあると聞いたことがあります。
・株が充実していてとても元気な場合
・実は内部では瀕死の状態で、子孫を残そうとしている場合

交配に使う場合には、なるべく花芽は1本にしておいた方が無難です。
交配に使用した後や、花を咲かせっぱなしにしていた株はどうしても株が痩せてしまったりします。
株の中のエネルギーは見えないので、なるべく株に負担がないように気をつけています。
出来ればカット苗などで自宅に導入してすぐの苗は、花芽は使わずにカットしてしまう方がいいと思います。
今年咲かなくても、何年も大事に育てていずれ大きな株にすれば咲いてくれるので、その機会を待ちましょう(*^▽^*)

○カットする時期はいつ頃がいいの?
花芽は、花茎が少し伸びてきたらカットします。
お花が見てみたい場合には、最初の花が咲いたらカットして水に挿しておくと、長い間楽しめます。
少し長めに茎を伸ばしておくと、株についている茎がカラカラになった時に取りやすいです。
乾いた後、くるくると捻るようにねじって引っ張ると、綺麗に外せます。

お花は見なくてもいい、とにかく苗を大事にしたいという場合には、なるべく早い段階でカットします。
カットはハサミでもいいですし、手やピンセットなどでも簡単にポキッと折ることができます。
(これはこころの花芽です)

ポキッと折った花芽は、増やしたい株の場合はそのまま土に挿しておくと発根して芽が出てくることがあります。
あまり実験をしたことはないんですけど、ディフラクテンスやブルースカイなどはこの方法で増やすことに成功しています。
その際、咲いた花は咲くたびに1つ1つ摘み取るようにします。
全ての種類で試しているわけではないので、出る株、出ない株があると思います。
(内心、花月夜は出来なさそうだなぁと思っています)
良かったらチャレンジしてみてくださいね(*^▽^*)

花茎についた芽も葉挿しが出来ることがあります。

これは昨年ラウィの花茎から採取した葉を葉挿ししたものの現在の姿です。
まだ根が出ずにいるものもあります。
真夏も上から水をかけられて、かなり適当な扱いで育ちました。
昨年6月の姿昨年11月の姿です。
もう少し根付きやすい土に植え替えてあげたら根も出ていただろうな。
春には植え替えてあげる予定でいます(*^▽^*)